2006年06月01日

Saatchi Galleryがネットで新たな人材発掘サイトを開設 @

Arctic Monkeysはラジオやレコード会社の後押しなしに、インターネット発信のMySpaceからの口コミだけ大人気となった。(MySpaceとは、簡単にいうと、インディ・シーンで活動するバンドがデモ音源を公開→ライヴ情報を公開→Blogにてバンドの近況を綴り、インターネット上でそのバンドの音楽から活動までを知る事ができるというもの。)

そして今回、イギリスのSaatchi GalleryのパトロンであるCharles SaatchiがMySpaceと同じ手法で、アーティストが一連の作品や活動を報告できるサイトを立ち上げた。他のディーラーやコレクターから、「思わぬ幸運」と評されるそのサイト"Your Gallery"(http://www.saatchi-gallery.co.uk/yourgallery/)では、世界中のアーティストの作品と共に、経歴や連絡先などを掲載できる。

Your Galleryで掲載されている作品には販売手数料が全く掛からないということで、あるディーラーは本物の作品を見ずに、既に£100,000以上も費やしたという。このサイトは約1ヶ月前から開設され、現在1,750人のアーティストが登録しており、毎日140万件以上ものアクセスがある。

現代アートの世界的先駆者であるBernard Jacobsonによると、彼もこのサイトを通じて既に何点かの作品を購入したという。「素晴らしいサイト」と、Jacobsonは言う。いつもはある程度名の知れた作家の作品ばかりに目が行ってしまい、なかなか新進気鋭の若いアーティストの作品を見る機会が少ないなか、Your Galleryでは、何時でも彼らの作品を見ることができる。「私自身が歩き回って新人を探すことはもうしない。優秀なスタッフが探してきてくれる。しかし、必ず私の目に適うものでなければならない。このサイトではその2つが同時に叶う」とJacobsonは述べている。



Your Galleryのサイトをチェックしてみました。
基本的にだれでも登録できるシステムのようで、ビデオ作品も投稿できるようです。掲載されている作品もピンキリ。しかし、アクセスが140万とはすごいですね。
ただ、このYour Galleryのサイトに関して英国内ではかなり批判的な意見もあるようで、誰でも参加できるという点を問題視しているようです。現在の参加アーティストの数は1800弱。日本人らしきアーティストもちらほら見かけましたが,そのほとんどが海外在住の日本人アーティストのようです。

登録料無料。販売手数料なし。という、ギャラリーにとっては自殺行為のようなサイトにも思います。根本的な狙いが何処なのか、いままだ私自身理解できませんが、興味深い内容のサイトなので、今後も追っかけてみます。

このYour Galleryに関しては,続きがあるので次回もまた掲載します。
今後の動向がとても気になるサイトですね。

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2006年05月29日

Art Law

もし、あなたがアートコレクター、ディーラー、アーティスト、鑑定人、競売人、学者、批評家、または、弁護士であるならば、"ART LAW"は今後持つべき本の一冊になることは間違いない。あなたが、もし上記のどれにも属してはいなくても、アートの世界に興味があるならば、"ART LAW"はあなたの所蔵書に加えるべき1冊である。しかしこの本は、総ページ数が2291ページにもなり、また、決して読みやすい内容のものでもないので、覚悟して読む事が必要だ。

目次には、「アーティストとディーラーの関係」「個別販売商法」「オークション」「盗難」「偽造」「限定商品の取扱」「プリントと彫刻のマルティプル」「法的責務」などはほんの一部で、その他にも「税と相続計画」「情報開示の義務」「真偽の測定」「ローン担保としての美術品」「印刷物の不正使用」「エリザベス・テイラーのゴッホ」なども含まれている。

その中には、「不当契約」を取り扱うセクションがある。しかし、実際どのように「不当契約」を定義するのか?同書では、「裁判所が契約内容の状態、目的、その後の影響などを背景をよく考慮した上で判断する」とし、著者はデガの論争などの興味深いケースを多く例に挙げながら紹介している。

"ART LAW"は1989年に初版が発売され、その後1998年に再出版された。今回が3版となる。著者の1人であるRalph E. LernerはSidley Austin法律事務所のパートナー、もう1人の著者であるLernerの妻であるJudith BreslerはCowan, DeBaets, Abrahams&Sheppard法律事務所の顧問弁護士として活躍している。

この本の副題として、「投資家」という言葉が含まれている。確かにこの世にはアートを投資目的で購入し、お金を儲けている人もいる。しかし、著者はアートは投資目的で購入するものではなく、情熱で購入するものであり、それとともに生活を共にするものであると述べている。


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Amazon.com

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Gajin Fujita, Pablo Vargas Lugo 〜Los Angeles Country Museum of Art〜

今回で9回目となるLACMAのContemporary Projectsシリーズでは、ラテンアメリカ美術のキュレーターであるIlona Katzweが企画したEast meets West。Gajin FujitaPablo Vargas Lugoの絶妙の組み合わせが話題を呼んでいる。

Gajin Fujitaは日本人を両親に持つイーストロスアンゼルス生まれのアーティスト。一方、Pablo Vargas Lugoはメキシコシティ生まれのアーティストで、彼の作品からは、日本美術に対する深い関心を感じることができる。強調されたラインと色使いがこの2人のアーティストを繋ているが、その作品に込められた思いは全く異なっている。

静かで瞑想的なVagas Lugoは、その優美なタッチで主に彫刻やコンセプチュアルな作品を手がけている。今回の企画では、切った紙で作成したおりがみを思わせる、複雑で抽象的なコラージュに初めて取り組んだ。彼ら2人の描き出す模様や形は、石を髣髴とさせるもので、その模様や形ははロックガーデンを思わせる形を形成する一部となり、また、「音楽」を作り上げる為の五線にちりばめた音符となる。

Fujitaのペイントでは、チカーノのリズムが伝統的な日本的モチーフに生命を吹き込んでいる。駆け出しのころに、グラフティアーティストとして活動してたころ、FujitaはEast coastのワイルドなスタイルとロスアンゼルスのバリオライティングの両方のグラフィックを習得した。そして、その鮮やかで迫力のあるグラフィックと鯉、着物の女性や日本の古典的なイメージを誇張して織り交ぜることで、彼独特の世界を造りあげている。

現在、両アーティストともに型にはまったカテゴリーの中で納められてしまっているが、彼等はそのような枠の中で収まるにはあまりにもスマートで、優れた技術を持ち合わせている。今後は、彼等が今までだれも成し遂げたことがないような賢くて、かっこよく、また魅力的であるこれからの新しい多文化主義を作り出してくれるに違いない。

〜From ARTnews MAY2006 -Peter Frank- 〜


日本的要素を兼ね備えた作品を作り出すPablo Vargas Lugo。ラテン的要素のグラフィックを描き出すGajin Fujita。自身のidentityとは異なる文化内で活動を続けるこの2人の作品を対象的に見比べることができるとは、とても刺激的な展示なのではないでしょうか?Pablo Vargas Lugoの作品を始めてみましたが、とても繊細で洗練された作品で驚きました。日本人として日本文化圏内で暮らしても、このような日本人の心までを表すような色使いと模様を表現することは難しく、また、それでいて西洋的なはっきりとした印象を残すテクニック。素晴らしいですね。

posted by takita at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | artist | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

ギャラリー主催の公募展の仕組み 〜その3〜

文化の発展に貢献する為に、アーティストとしてどのような役割を果たすべきか。公募展に応募し、ギャラリーに参加費を支払うことで、どこかアーティストがその作品を見せる機会を持てる。これはとても意味深いことであり、参加することで行えるアート文化への貢献となる。しかし、私たちは資本主義の中で生活しており、アーティストが他のアーティストを支援する活動に参加するのは推奨される行為だが、利益追求のみを考えているギャラリーや団体への懸念は常に持ちつづけるべきであることを忘れてはならない。

最後に、公募展に参加する際には、必ず募集要項に従って応募すること。規則をかってに変更したりしないこと。もし、募集要項に「スライドを4枚郵送ください。」との記載があった場合には、4枚のみ郵送すること。4枚以上のスライドを郵送すれば、それだけ審査員への印象も悪くなる。もし、参加費が$20で4枚のスライドを送ることができ、その他1枚追加が発生する毎に料金が加算される場合には、なるべく追加が発生しないように心がけよう。あるアーティストは、多額の追加料金を支払い、何十枚ものスライドを送ることで、受賞のチャンスが増えるを考えているようだが、それは間違った考えであり、正しくはその逆である。通常、選定のプロセスで使用されるのはプロジェクターではなくライト・ボックスであり、この際に最も重要なのはそのスライドの量ではなく、作品が良く撮れているかということと、完結に読みやすく書かれているかということだけである。

"General Notes About Art Competitions" by Tim Slowinski


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「参加費用を支払うことで、自分自身の活躍の場を広げている。」欧米では、このエッセーのように、そのような考えが成り立つし、アーティストの間でもこの考え方は浸透しているように思う。日本ではどうだろう?まず、ギャラリーが公募展を主催したところで、作家自体の人数が集まるのだろうか?「ギャラリーは絵を売買するところ。」であり、アーティストを支えることで文化を支えている重要な拠点として理解している人間は少なく、アーティスト達もそのような認識を持ってギャラリーと付き合っている人も少ないのではないだろうか?

GEISAIがこの9月の#10をもって、最後になるかならないかで議論をかわしている。主催の村上隆氏も、そのGEISAIホームページで、継続に関しての苦闘を記載しているが、アーティスト自身がGEISAIのような、その活動を披露する場がなくなると一番困りるのではないだろか?「職業」としてのアートを理解してほしいならば、アーティスト自身が精神的・金銭的なリスクを負ってでもその活動の場を提供しているGEISAIのような組織やギャラリーへの協力を惜しむべきではない。そして、その協力方法も企画させる枠の中でだけでなく、その想像力を働かせた方法で真の協力をして欲しいと願う。
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2006年05月22日

ギャラリー主催の公募展の仕組み 〜その2〜

もちろんどのような活動の場においても例外は存在するように、単純に利益目的のために公募展を主催するギャラリーも確かに存在します。このようなギャラリーオーナーの興味の対象はあくまでもアーティストを利用した金稼ぎであり、アーティストそのものへの関心ではありません。このような人にとっては、公募展は参加費を「だまし取る」手段でしかありません。せっかくその参加費が、ギャラリーの運営費へとつながる訳ですから、アーティスト自身も主催するギャラリーや機関が信頼できるものかどうかを確認する必要があります。その確認方法として電話を1本かければ大体は把握できるものであり、その際には下記の5つのポイントを参考にしてください。

1. 公募展の主催がアーティストがオーナのギャラリーであるか、複合ギャラリーであるか、アーティストとの協力のもとに運営されているか、または非営利団体かを確認する。
2. 個人で運営されているギャラリーの公募展は詳細をよく確認の上に参加を決める。
3. 貸画廊主催の公募展への参加は慎重に検討する。ただし、アーティスト自身がオーナーであったり、複数のギャラリーが主催する公募展で、その参加費用が公募展をまかなう費用として徴収されることが確認できる場合は含まれない。
4. ギャラリーを運営しない組織の公募展で、単に受賞者の作品を貸スペースや倉庫で展示するような場合は参加しない。
5. 個人主催の公募展で多額の賞金が与えられるような場合は注意が必要です。このような場合は実際の賞金は授与されずに、賞金を餌にアーティストから参加費用を集めるのが目的の場合が多くあります。

"General Notes About Art Competitions" by Tim Slowinski

続く

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特に海外の公募展に応募する場合、電話をかけて確認すること事態が難しく公募展の真偽を確認することがなかなかできません。このArtnews from over seasで掲載している公募展は、最低5回以上の過去の実施例があり、かつ、信頼の置けるNET上の海外公募展情報の掲載されている記事を選んでいます。しかし、確実その真偽を確認することは大切なことと考えるので、希望があれば主催者に直接電話で代行して問い合わせますので、ご連絡ください。
posted by takita at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | competition | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

ギャラリー主催の公募展の仕組み 〜その1〜

海外のアートのニュースを検索していると、ギャラリー主催の公募展に関する興味深い記事を見つけました。海外のギャラリーのこととはいえども、日本のギャラリーも同じ問題を抱えており、「参加費」というものがなぜかかるのか?また、ギャラリー運営の内情の一部を知るにはよい記事だと思うので掲載します。きちんと内情を把握した上で、いろいろな公募展に参加すればギャラリーとアーティストの関係もよくなるのではないでしょうか?

長い文章なので2部に分けて掲載します。


ギャラリーの運営に関わるようになってから、私はいくつもの公募展を企画してきました。その際に、「何人のアーティストが応募しているのですか?」「参加料を取るなんて詐欺だ!いったい幾ら儲けているんだ?」などのマナーを度外視した質問を受けることがまれにあります。このような質問をするアーティストはまれですが、彼らの質問の内容をよく考えてみると、結局「公募展とは何か?また、なぜ参加するのか?」という根本的な疑問に突き当たります。

公募展を行うには2つの目的があります。

@ギャラリーの認知を上げること。
新しいアーティストにギャラリーの存在を知ってもらい、その作品を提出してもらうことでギャラリーの「質」を保つ。

A参加料からギャラリーの運営資金を抽出すること。
非営利団体やアーティスト運営のギャラリー主催の公募展は、通常、資金調達の手段として公募展を主催します。厳しい財政状況や、限られた公的機関からの資金の中でこの方法は多くのアート関連機関を救っています。

しかし、多くのギャラリーのオーナーは公募展主催による利益をほとんどあげていません。ギャラリー運営には皆さんの想像以上に多くの費用が掛かります。私の経験では、たとえ公募展で選出されたアーティストの個展を主催しても、その先にかかるプロモーションや個展期間中の経費などで、参加料から集めた費用の70%は消えてしまいます。しかも、その残りの30%は賞金や設備投資などで消えてしまうのです。

ほとんどのアーティストはこのような公募展に参加してもなかなか選ばれることはありません。だからと言って、ギャラリーに「だまされた」と感じる必要もありません。参加料は、今後のギャラリーの運営に対しての寄付金的役割であり、このようなギャラリーの存在があるからこそ、アーティストは作品を発表できる場所があり、ギャラリーを通して、アート業界全体の活動を支える一部に寄付をしていることになるのです。

続く

"General Notes About Art Competitions" by Tim Slowinski
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2006年05月18日

オンライン公募展 【6th Annual Summer All Media Juried Online International Art Exhibition】

【参加資格】
全世界の全ての方が対象。オリジナルの作品ならば、どのようなメディアでも参加可能。

【プロモーション】
受賞者には賞金とアーティスト本人の地元新聞への掲載を始めとする、世界中の様々なメディアへの露出が約束される。賞金は応募者人数やその作品の質を考慮して決定される。

【参加料と支払い方法】
$25.00の参加料金で出展できる作品は5点まで。追加1作品ごとに$5.00の参加費が追加される。支払い方法は宛先をUpstream People Galleryと記載し、国際郵便為替またはWestern Unionを利用して送金。その他の送金に関する問合せも受け付けているようなので,ご質問のある方はメールにてartnewsfromoverseas@yahoo.co.jpにお問合せください。


【出展方法】
■スライド
焦点の合った35mmスライドの表を上にし、余白に名前、タイトル、利用メディアとサイズを記載。受理されたスライドは返却されませんが、自動的に次回の公募展参加資格を与えられる可能性があります。

■デジタル
デジタルでの出展作品は「jpeg」、「tiff」またはPhotoshopのフォーマットでe-mailまたはCDでお送りください。ラベルには名前、タイトル、jpeg/tiffのいずれのフォーマットかを記載してください。例)Name-Title-.jpeg. or .tiff. CD
で提出する場合にはCDケースに、収められている作品の数、タイトル、名前、利用メディア、サイズを必ず記載してください。メールで送信する際には、上記と同じ記載項目を記入し、1メール1作品で送信しいてください。

スライド又はCDを返却希望の場合は、あらかじめ返信用封筒に切手をはって同封してください。

【セールスプロモーション】
参加作品は、毎月700,000以上ものアクセスがあるUpstream People Galleryに1年間掲載される。このUpstream People Galleryのサイトと通して販売された作品に関して、Upstream People Galleryは作品売却金額の20%を手数料として徴収される。販売を希望しない作品については、参加申込書の「Price」の部分にNFS(Not for Sale)と記載する。

【日程】
6/30  メールでの受付最終日
7/8   消印記載の作品まで受付
7/15   審査結果通知日
8/1   オンライン展開始
*9/1日以降は2007年8月まで記録として掲載される。

【チェックリスト】
■返信用封筒と切手
■スライドまたはCD(メールで送信以外の場合)
■参加料
■参加申込書


郵送先:
Upstream People Gallery
5607 Howard Street
Omaha, NE 68106-1257

e-mail:
shows@upstreampeoplegallery.com

参加申込書と詳細はこちら
http://www.upstreampeoplegallery.com/pdfs/UPG-20060801.pdf


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2006年05月16日

eBayアート不正疑惑

その作品の販売価格が数百ドルから高くても数千ドルである現代作家にとって、eBayはその作品を売るにはとても都合のよい場所かもしれない。そして、その投資家にとっても、作品に対するリスクとしても魅力的な金額である。しかし、その作品の金額が大きくなるにつれ、コレクターたちもインライン上での取引きで「賭け」にでることには抵抗があるようだ。

オンライン上売買での有名なトラブルとしてその根本的な問題が未だに解決していない、2000年カリフォルニア州在住の弁護士Kenneth Waltonが偽Richard Diebenkornの作品を$135,805で売却した例がある。その手法は、彼がガレージセールで見つけたというRichard Diebenkornの作品を、彼の友人に依頼しeBay上でそのオークション価格を吊り上げていたというもの。結果、そのRichard Diebenkornといわれた作品は、Waltonは偽りのサインを記入したもので本当のDiebenkornの作品ではないことが証明された。この行為によって、Walton氏は多くのメディアとFBIの注目を集める結果となった。

現在、Walton氏はその一連のスキャンダルに上じて「Fake:Forgery, lies & eBay」というタイトルの本を出版し収益を上げている。このような犯罪を元に、出版された本が売れ、そこから収入があるというのはとても悲しい話である。

〜Art News Blog May09より〜
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2006年05月15日

Zhang Xiaogangが大成功した理由

つい最近まで、中国生まれの画家Zhang Xiaogangの画家としてのキャリアはさほどパッとしたものでもなく、堅実にキャリアを積み重ねていた。約1年前にMax Protetch Galleryで開かれた彼の個展では、一番大きな作品が$100,000を若干下回る程度の価格だった。しかし3月31日に開かれたSotheby'sのオークションで、その価値は一編した。ニューヨークのSotheby'sで開催された「中国現代アート」のオークションで、Zhang Xiaogangの絵画は$979,200という一作品のみ飛びぬけた高価格で競り落とされた。

これにより、Zhang Xiaogangは一夜にして$100万ドルの画家となった。”とても驚いた”とMax Protetch Galleryのオーナーは語る。"昨年の個展は完売で、価格もよくなってきているなと思っていた矢先。しかし、完売の結果、今は手許の彼の作品がひとつも無いとは・・皮肉な話だね。"

Sotheby'sの中国現代アートのスペシャリストXiaoming Zhangはこう語る。"つい昨年、私たちは価格が3倍にも跳ね上がっている現状を目の当たりにしている。”この突然の高騰は、投機買いとは対象的に「マーケットが本来の価値」を反映した結果とXiaoming Zhangは述べている。価格の急増が始まったのは2004年、Sotheby'sが中国現代アートのオークションを開催した年からことである。


Zhang Xiaogang
1958年中国雲南省生まれ。四川省の美術学校で油絵を学び1982年に卒業。中国国内外で活躍している。北京在住。symbolist-surrealistとして知られており、アバンギャルドムーブメントのメンバーである。彼の作品はピカソ、ダリに影響を受けていると言われている。




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2006年05月14日

アジアの現代アートが熱い

ニューヨークではアジア・ウイーク(3/28〜3/31)期間中、中国元朝時代の陶器から過去5年以内に制作された現代画などが競売に掛けられ、その売上は高い伸びを記録した。Christie'sやSotheby'sなどのオークションでも、各カテゴリーで強い売上を記録し、春のオープニングとしての成功を治めた。

3/31に新設されたSotheby'sの「Contemporary Art Asia」は前評判で既に人気を集めていた。オークションでは、中国、日本、韓国からの絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなどの作品が集められ、今後のアジアの現代アートの動向の指標として西洋のバイヤーから大変注目されていた。その結果、Sotheby'sの公式発表によると、当初の予想である$6.8mを大きく上回る$13.22mの売上を記録した。また、その1週間後に香港で開かれたSotheby'sのオークションでも、アジアの現代美術品が素晴らしい売上を示し、アジア、特に中国の現代美術の重要の高さを物語る結果となった。



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