2006年05月29日

Art Law

もし、あなたがアートコレクター、ディーラー、アーティスト、鑑定人、競売人、学者、批評家、または、弁護士であるならば、"ART LAW"は今後持つべき本の一冊になることは間違いない。あなたが、もし上記のどれにも属してはいなくても、アートの世界に興味があるならば、"ART LAW"はあなたの所蔵書に加えるべき1冊である。しかしこの本は、総ページ数が2291ページにもなり、また、決して読みやすい内容のものでもないので、覚悟して読む事が必要だ。

目次には、「アーティストとディーラーの関係」「個別販売商法」「オークション」「盗難」「偽造」「限定商品の取扱」「プリントと彫刻のマルティプル」「法的責務」などはほんの一部で、その他にも「税と相続計画」「情報開示の義務」「真偽の測定」「ローン担保としての美術品」「印刷物の不正使用」「エリザベス・テイラーのゴッホ」なども含まれている。

その中には、「不当契約」を取り扱うセクションがある。しかし、実際どのように「不当契約」を定義するのか?同書では、「裁判所が契約内容の状態、目的、その後の影響などを背景をよく考慮した上で判断する」とし、著者はデガの論争などの興味深いケースを多く例に挙げながら紹介している。

"ART LAW"は1989年に初版が発売され、その後1998年に再出版された。今回が3版となる。著者の1人であるRalph E. LernerはSidley Austin法律事務所のパートナー、もう1人の著者であるLernerの妻であるJudith BreslerはCowan, DeBaets, Abrahams&Sheppard法律事務所の顧問弁護士として活躍している。

この本の副題として、「投資家」という言葉が含まれている。確かにこの世にはアートを投資目的で購入し、お金を儲けている人もいる。しかし、著者はアートは投資目的で購入するものではなく、情熱で購入するものであり、それとともに生活を共にするものであると述べている。


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